介護保険料支払い 30歳以上へ⁉

 

介護保険料は、第2号被保険者(40歳以上の方)が支払っておりますが、これをなんと30歳以上に引き下げるという話を耳にしました。

 

介護保険制度では、第2被保険者「40歳以上65歳未満」 と設定されています。これを何と「30歳以上65歳未満」に引き下げる。過去の介護保険部会にて繰り返し論点になっているそうなんですが…。今でも継続審議されています。

 

なぜ40歳以上から、30歳以上へ引き下げるのか。その目的とは…。

また、介護保険料は40歳以上が支払うのだろうか。皆さんご存じですか?

 

2000年に介護保険が始まり、当初、他の保険料と同様に20歳以上が負担する案、40歳以上が負担する案があったそうなんですね。議論の末、40歳以上が負担する案に落ち着いたようです。介護保険サービスを65歳以上の方が利用するからという理由だそう。そして、その負担は、その子供の世代が負担すべきという考えのもと、65歳以上を親に持つ子供の多くが40歳台であったため、40歳以上が保険料を負担することになったようです。

 

しかし、昨今晩婚化が進み、65歳以上の親を持つ子供の世代が30歳代となっており、第2号被保険者の範囲を40歳以上から30歳以上へ引き下げるという方向になったようです。