注目成分「オルゴチオネイン」♪

 

年齢を重ねると、名前が思い出せなかったり、うっかりが増えたり、認知症の不安は増すばかり…。

 

物忘れは、加齢によって起こる生理現象であり、人の名前が出てこなくても答えを聞いて「そうだった!」と思い出せるなら単なる物忘れ。

 

一方で、認知症は脳の神経細胞の破損が原因で、記憶そのものが欠落してしまします。

 

認知症の中で最も多いのがアルツハイマー型認知症で、脳内で作られる「アミロイドβ」という不要なたんぱく質が溜まり、神経細胞を損傷することで引き起こされると言われています。アミロイドβは10~20年かけて蓄積し、認知症に進行していきます。

 

認知機能の低下が見られ、日常生活に支障がなく、自立した生活ができる状態を放っておくと、1年で約10%が認知症に移行しますが、約40%は回復されるとされています。早めに対処することで、認知症への進行を防げるのです。

 

最近研究が進み、注目されているのが『エルゴチオネイン』という成分です。エルゴチオネインは、米や肉類のほかに、キノコ類に多く含まれている成分です。中でも北海道や東北を中心に食べられているヒラタケ科の一種”タモギ茸”に豊富に含まれており、なんとシイタケの約13倍だそう。

 

タモギ茸に豊富に含まれている”エルゴチオネイン”は、強い抗酸化作用を持つことから、活性酸素による神経細胞へのダメージを緩和することが報告されています。神経細胞、特に脳神経細胞がダメージを受けると、認知症やアルツハイマー型認知症などの様々な病気が生じることから、エルゴチオネインは脳神経を保護し、アルツハイマー型認知症の予防効果が期待されています。